音声ガイド体験ワークショップに参加してきました

『明日をへぐる』はバリアフリー対応になっております。
耳が聞こえない、目が見えない。あるいは聞こえにくい見えにくい人にも映画を楽しんでいただける様になっています。

しかも、映画本編は日本語字幕が標準仕様として付いています。
また、音声ガイドはUDCastアプリに対応しています。

思い起こせば、前作『夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の100年』の上映会ではほとんどがバリアフリーでの上映でした。映画の見方の多様さを知りました。

日本語字幕はすでに馴染んでいる方も多いけど、音声ガイドって何?と思う人も多いと思います。
でも単に知らない世界なだけで、実は結構奥が深く、しかも表現としてはかなり面白い世界なのです。

『明日をへぐる』の音声ガイド付き予告編があるので紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=bLmjIailwag

ディスクライバー(Describer)と呼ばれる専門家が、字幕や音声ガイドナレーションを制作します。そして映画制作者や当事者を交えてモニター検討会を開き、意見交換を行います。少しでも良いものができることを願って、試行錯誤を重ねていきます。こうしてたくさん人が関わって出来上がっていくのが、字幕と音声ガイドです。
ちなみに、『明日をへぐる』の映画本編の音声ガイドは、元フジテレビアナウンサーの笠井信輔さんが担当されています。

先日、バリアフリー制作をしているパラブラで、音声ガイド体験ワークショップがあり参加してきました。
その時のレポートが下記にアップされています。

https://palabra-i.co.jp/2021/08/monitorws-report/

いつか、バリアフリー制作の現場を紹介するイベントを、母校の映画大で企画したいと勝手に画策しています。