★2/8ー3/23 展示「こんなふうに鳥と人は暮らしてきた」in 長野県・富士見町

2014年に『鳥の道を越えて』を公開して10年が過ぎました。
この度、鳥類研究者の西教生さんと一緒に展示を企画いたしました。

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こんなふうに鳥と人は暮らしてきた
鳥猟の歴史と現在につながる鳥類調査の役割
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期 間:2月8日(土)ー3月23日(日)
時 間:10:00ー17:00(入館は16:30まで)
   *最終日は15:00まで
場 所:富士見町高原のミュージアム
   (長野県諏訪郡富士見町富士見3597-1)
入館料:一般300円、小・中学生150円
問合せ:0266-62-7930
チラシ:こちらから
主 催:富士見町教育委員会

かつて、日本ではカスミ網やトリモチなどを使って鳥を獲る猟がおこなわれていました。鳥類の保護のため、日本野鳥の会や関係団体の努力により1947年にカスミ網の使用が禁止になり、1991年には販売や所持も禁止になっています。

カスミ網の使用が禁止になる前の昭和10年代、各地をまわり、カスミ網猟を含めさまざまな猟を写真で記録をした人がいます。堀内讃位(ほりうちさんみ)さんです。堀内讃位さんが撮影された写真から、当時の狩猟の様子を振り返ります。

カスミ網猟がおこなわれていた場所のなかには、現在は渡り鳥の調査地として使われているところもあります。そして、諏訪地域でも以前はカスミ網猟がおこなわれていました。そのような場所は「鳥屋場(とやば)」と呼ばれ、渡り鳥の通り道のようなところです。

渡り鳥の調査をするときは、鳥が多く通る場所を選びます。日本で鳥に足環をつけて渡りを調べるようになり、100年が経ちました。これまでに、どのようなことがわかったのでしょうか。春から夏に見るツバメは、冬はどこに行っているのでしょうか?

ドキュメンタリー映画監督と町内在住の鳥の研究者が、かつての鳥猟の世界と人の暮らしの関わりを紹介します。今回の企画展が、鳥と人の暮らしを考えるきっかけになり、渡り鳥の不思議な生態に触れる機会となれば幸いです。