今年に入って、大阪・神戸・京都・滋賀と関西方面に呼ばれる機会が多いです。（今週末は大阪へ行ってきました。）先週末は、神戸の芦屋にある三田谷治療教育院の研修会に行ってきました。
三田谷治療教育院は、三田谷啓（さんだや・ひらく）が病院と学校と家庭を一つにしたの施設として昭和2年に始めました。この三田谷啓が留学先のドイツで最新の治療教育を学び日本に持ち帰ってきた背景に、呉秀三の影響があるとされています。今回、私は「夜明け前」の監督として、呉秀三の業績と三田谷啓との接点をお話させていただきました。
三田谷治療教育院と私の縁は、今から10年前の2月に民映研の上映会で姫田さんと一緒に参加したことがきっかけです。
2008年、姫田さんがラジオ深夜便に出演しました。その放送を聞いた三田谷治療教育院の理事長・堺様が2009年の2月に上映会を企画してくださいました。その際、私は姫田さんのかばん持ちとして同行しました。昨年「夜明け前」の神戸公開のご案内を堺様にさせていただいたことをきっかけに、今度は研修会講演の機会をいただきました。
泊まったホテルも10年前と同じ場所でした。フロントや室内の風景を見るたびに、今まで忘れていた思い出がが、ポツ、ポツと蘇ってきました。なんだか不思議な体験でした。
色々な方ともお知り合いになることができ、私もこれを機に、三田谷啓のことをもう少し勉強してみようと思います。
堺様、姫田さん、呉さん、ありがとうございました。