大阪ボランティア協会が発行する市民活動総合情報誌「ウォロ」8・9月号。
今回は、伊勢監督の『いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム』を取り上げました。
僕も伊勢監督のように、いつか訪ねてみたい場所があります。
それは祖父母が戦後抑留されていた中国の興山。
当時は鶴岡炭鉱と呼ばれ、そこに旧満映から引き継いだ映画撮影所がありました。
中国に残った岸文子さんや内田吐夢さんとといった日本の映画人のことは多少なりとも明らかにされているが、映画人以外にも抑留されていた2000人近い普通の日本人の人たちのことは、実はあまり知られていません。
(その人たちが帰国後に辿った運命は、映画人のその後とよく似ています。)
大河の歴史のうねりに流されながらも生き延びた無数の庶民の中に祖父母がいたんだなーって。
そこに飛び込んだら何を感じられるのか、興味があります。
いつか鶴岡炭鉱跡地と今は博物館になっている撮影所に行ってみたいな。