雑感

先日、機会を見つけて高知県仁淀川町椿山(つばやま)をたづねました。
民族文化映像研究所の代表作・記録映画『椿山 焼畑に生きる』(1977年/95分)の舞台です。

車から降り、集落を見渡すと・・・、
人の気配がありませんでした。

いま、ここにいるのは、椿山に馴染みのない私一人だけ。
『椿山 焼畑に生きる』に映る人々の顔が色々と思い出され、言葉にできぬ感情が胸を締め付けてきました。

そのあと高知市に下り、日頃よりお世話になっている松吉さんのお宅へ。
姫田さんのことや民映研の思い出を、色々と聞かせてもらいました。

写真は、松吉さんが大事に保管されていた高知新聞の切り抜き。
(当時はまだ民族文化映像研究所という看板は上がっていませんでした。)

新聞の日付は、昭和50年(1975)4月9日。
この4ヶ月後にやってきた台風が甚大な被害をもたらした。
その様子も『椿山』には記録されています。

明日大きな台風がやってきます。
みなさま十分に注意してください。