ヘラクレスオオカブト

小学生のころ、カブトムシやクワガタをたくさん飼っていました。
最初は数匹だったのが、いつの間にか近所のおじさんたちも僕がカブトムシを飼っていることを知り、持ってきてくれることもありました。
それだけカブトムシやクワガタがたくさんいました。
子どもの足で、栗の木を蹴っても対して木は揺れませんが、それでも微細な振動でボタボタとカブトムシが枝から落ちてきます。
多分、山に住む男の子なら、いつの時代もみんな体験していると思います。そんな僕でも、ヘラクレスオオカブトだけは一度も見たことがなく、カブトムシ界の王様として憧れていました。

そんな我が家に、ヘラクレスオオカブトがやってきました。
今年の2月にカンボジアでへ支援活動に行った際に知り合いになった方が、ヘラクレスオオカブトを繁殖し販売されており、今回ツガイで譲っていただけることとなりました。

今年羽化したヘラクレスオオカブトなのに、子どもの頃に見ていたヘラクレスオオカブトに30年目ぶりにやっと会うことができたような、なんか不思議な感覚を覚えました。

届いたとき僕は撮影で不在だったのですが、帰ったらすでに家族から「ヘラちゃん」と命名されていました。

濱野さま、星野さま、ありがとうございました!