『鳥の道を越えて』アメリカでの上映後の対談に参加しました

アメリカのミネソタにあるノースフィールドの映画館で『鳥の道を越えて』の上映会がありました。
カールトン大学の主催で、上映は19時からはじまり、上映後にZOOMをつかってビデオ中継によるディスカッションを小一時間ほど行いました。
参加者は、日本語クラスの学生や映像を学ぶ学生、地元の市民の方たちです。

参加者からは、

・はじめからテーマを持って、この映画を作ったのか。
・現在、つぐみをはじめとした渡り鳥は増えたのか減ったのか。
・標識調査で捕まえた鳥はどこへ行ったのか。
・鳥がいなくなった原因は、開発による環境破壊、温暖化の影響ではないか。
・なぜ、この映画を作ろうと思ったのか。そしてなぜ14年に完成させたのか。
・現在の肉食文化についてどう考えるか。
等々、たくさんのご質問をいただきました。

中でも興味深かったのは、「GHQが、坂網猟の現場で銃猟をしたのではないか。」というご質問。
半分ジョークのようにおっしゃったのですが、鋭いご指摘でした。
実はウォーカー中将などによる違法な銃猟が実際に行われ当時大問題になっていたのです。

ちなみに、坂網猟師がGHQへ銃猟停止を直訴した話が最近記事になり話題になっています。
https://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20200126/CK2020012602000041.html

アメリカで初めての上映、しかもZOOMによる初めてのビデオ中継。
途中、滞在しているホテルのWifiが切れてしまうというトラブルもありましたが、なんとか無事に終わりました。

企画いただいた友成先生、スタッフの皆様、学生、一般参加の皆様。
ありがとうございました。